警視庁は次女の体調が悪化したあと、長時間放置していた疑いがあるとみて調べています。
東京・台東区の会社役員、細谷健一容疑者（43）と妻の細谷志保容疑者（37）は、2023年3月、次女で4歳だった美輝ちゃんに対し、車の不凍液に含まれる有害な化学物質、「エチレングリコール」などを摂取させて殺害したとして逮捕され、16日、検察庁に送られました。
調べに対し、健一容疑者は容疑を否認し、志保容疑者は黙秘しているということです。
これまでの調べで、美輝ちゃんは健一容疑者からの119番通報で救急隊員が駆けつけた際、意識がない状態で床に倒れていたことがわかっています。
捜査関係者によりますと、当日の状況について、志保容疑者は逮捕前の任意の調べに対し、「寝ていると思ったのでそのままにしておいた」などと説明していたということです。
「エチレングリコール」について専門家は「摂取するとめいてい状態になりその後、中毒症状が出る」としています。
警視庁は、美輝ちゃんの体調が悪化したあと長時間放置していた疑いがあるとみて調べています。